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Sneakers Background vol.16 “NIKE AIR MAX 95”

こんにちは。PLAYGROUND NAGOYAのnatsukiです。

 

久々の勝手に連載企画です。

「REAL」くらいの連載頻度ですが何卒。

 

今回のスニーカーはNIKE AIR MAX 95。

少し前にAIR MAX COLLECTIONをやりましたが理由は単純。

 

「スニーカーブームが終わりに向かっているからこそ、AIR MAXを」

 

です。

あとシンプルに格好良いっていうのももちろんあります。

 

んで、今回お話しするのがAIR MAX 95。

 

AIR MAX 95以上に社会現象を引き起こしたスニーカーはないのではないかなと思います。

「AIR MAX狩り」や「ハイテクブーム」はなぜ起こったのか。

そして、当時を生きていなかった僕にはどう見えたのか。

 

そんな話をできたらなと思います。

 

まずデザイナーはセルジオ・ロザーノ。元々はテニスやクロストレーニング、ACGの部門を経てAIR MAX 95のデザインに取り掛かりました。

 

ACG部門にいたということもあり、当時のAIR MAXとしては異例とも言えるデザインを施しています。

 

わかりやすい点だと、ランニングシューズとしては当時異例の黒ソールにしたこと。

それとNIKEのマーク、スウッシュですね。これを小さく配置したこと。

ちなみにACGのスニーカーもスウッシュが小さいものが多いです。

彼は地層の断面や人体の解剖学をイメージしてこのスニーカーを創作。言われれば確かにという方も多いのではないでしょうか。

 

そんな初代AIR MAX 95のカラーリングはイエローのグラデーション通称「イエローグラデ」です。

ちなみにグラデーションになっているのは悪路で走ったとしても、汚れが目立たないようにとカラーリングに機能性を込めたからだそう。

 

とはいえ、販売当時、勢いよく売れたかといえばそうではなかった。

 

というのも先ほど話したように異例の黒ソールとスウッシュのサイズ。

感度の高い方はアウトドアっぽいデザインとハイテクランニングシューズの掛け合わせとして注目していたものの、一般的な層には刺さらす。

ランニングシューズとしては売れないという思いから、スポーツショップは仕入数を減らしたそうで。

そのため当初、市場で出回っていた足数は少なかった。逆にそれがブームの前兆になるんですが。

 

そこからセカンド、サードカラーが続々とリリースされ、注目度が上がっていきた中で大きくAIR MAX 95が知れ渡る出来事が。

 

広末涼子のポケベルCM

 

これがAIR MAX 95の価値をグッと上げた出来事の一つ。

現在よりもテレビの価値が高く、その中で若者がこぞって欲しいポケベルのCMに、人気絶頂の広末涼子が、話題のスニーカーを履いているという事実が日本におけるスニーカーブームの立役者になったことは非常に面白いことだなと。

 

どうでも良いですが、僕が広末涼子を人生で認識したタイミングは「11人もいる!」というドラマでした。

 

そんなこんなで、AIR MAX 95が世間に浸透した頃、雑誌BOOMを中心にAIR MAX 95の特集が組まれるようになってきました。

 

ちなみにBOOMがAIR MAX 95の名付け親。

 

そうなってくるとオリジナルカラーの価値が上がっていくのがスニーカーの面白いところ。

そのあたりからAIR MAX 95のイエローグラデを海外から探し出して日本で売る並行輸入が増えていきました。

 

となると、当然、海外のイエローグラデの数は減っていき、日本の需要を補えなくなってくる。

そうなるとどんどん価格は上がり、1996年あたりから「AIR MAX狩り」という言葉がニュースなどで流れはじめたそう。

 

1997年ごろまでその人気は続いたものの、円安の影響やニュースによる「マイナスな報道」により、徐々に熱は冷めていきました。

 

そんな中に、NIKEを救ったのが「NIKE DUNK」というわけです。

 

そして、そんなAIR MAX 95は当時の爆発的なブームを知らない僕の目にはどう映ったのか。

 

僕は今年で22になる代です。

スニーカーを好きだと認識したのは高校生ごろですが、当時はそこまでAIR MAX 95は好きな形ではありませんでした。

おそらくですがその理由として、DUNKであったり、AIR FORCE 1であったりのローテクのNIKEが流行っていたからだと思います。

 

んで、実はAIR MAX 95が格好良いなと思ったのは結構最近です。多分半年前くらいかな。

 

少し前にAIR MAX PLUSあたりをNIKEが推しはじめて、「AIR MAX良いじゃん」ってなったのが大きなきっかけ。

その中で、日本だとblue roomさんを中心とした方々が履いていたり、海外のメディアアカウントのストリートスナップで履いている方を見て「あ、AIR MAX 95って格好良いじゃん」と思いました。

んで、やってみようとなったわけです。

履き方はこんな感じが好きで。

デニムにナイロンジャケット。

NIKE AIR MAX 95
PRICE : ¥13,200-(tax in)
SIZE : US 9 (27cm)

 

NIKE AIR MAX 95
PRICE : ¥16,500-(tax in)
SIZE : US 9.5 (27.5cm)

 

これで良いじゃんこれが良いじゃん。

 

スニーカーの時代が終わりかけている今だからこそ、おそらく明確なスニーカーブームを初めて巻き起こしたAIR MAXを。

 

僕らのスニーカー熱はまだまだこれからでしょう。

 

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