こんにちは。鈴木です。
現在、( blankspace )では「O-(オー)」というブランドを取り扱っています。
「O.C.R.L(0-cho-rui-lab / レイチョウルイラボ)」というデザインユニットが手掛けるプロダクトレーベルが「O-」という位置付けのようです。
マグネットフライのパンツやフリースアイテムなどは個人的にも大好きでおすすめですが、彼らが作るTシャツもおすすめです。
特にシーズン限定のグラフィックシリーズ。
デザインの奥に潜む、彼らのマインドに毎回惹かれるのです。
< O- >
“ALARM BELL-T” ¥18,000+tax
展示会場にも置いてあったこちら。何だかわかりますか?
ボクシングの試合で使うゴングのようにも見えますが、警報器です。
その時の資料にも同じ物がプリントされています。
この資料、ぱっと見で日本の国旗に見えませんか?
本当にこれ、警報器を「日の丸」に見立てているそうです。
政治的な意味で、日本いよいよヤバいんじゃない?といった彼らなりのメッセージ(警報)が込められてるとかいないとか。。
間違った発信や解釈があるとよろしくないのでここはあまり掘り下げては書きませんが、その時点で色々とヤバいTシャツだな、と。
もちろん、メッセージ性だけでなく、プロダクトとしての拘りもしっかりと詰まっています。
ただ単に警報器の写真をインクジェットプリントしたわけではなく、これをわざわざシルクスクリーンのラバープリントをしているという拘り。
光沢感や影を表現するために4版を使ったプリントなのですが、白ボディと黒ボディで版を変えているという拘り。
わかりますか?白ボディには白インクが乗っていなく、逆に黒ボディには黒インクが乗っていません。
同じプリントのようで、厳密には違うプリント。そのギミックにも謎にやられてしまいます。
< O- >
“BOBSLEIGH-T” ¥14,000+tax
こちらはその名の通り、ボブスレーをしている選手をプリントしたTシャツ。
よく見るとゼッケンに「O-」と入っているのが抜け目ないです。
ところで、ボブスレー、わかりますか?
国内ではあまり馴染みのないスポーツですが、冬期オリンピックの種目にもある、ジェットコースターのようなうねうねしたコースをソリに乗って滑走し、タイムを競う競技です。
昔、「クールランニング」という映画があって、生まれて一度も雪を見たことないジャマイカ人(だったような)4人がボブスレーで冬期オリンピックに挑戦するみたいな内容で、それがボブスレーを知るきっかけになりました。
何故、ボブスレーなのか。
これも、国の政策、やることなすこと「滑ってますよ」的なメッセージが含まれているっぽいですが、僕の憶測ということにしておいて、詳しくは触れないでおきます。
どちらもかなりイケてるグラフィックなのですが、使用しているボディもめちゃくちゃ良いです。
ブランド定番で作っているF.L.A.T.というネーミングのボディを使っているわけですが、このF.L.A.T.ボディ、前後2枚のパターンのみで構成されており、着物の様に平らに畳めるという、収納の利便性を考慮した一枚になっています。
生地にも大変拘っており、原料である綿(わた)の段階で「通常よりも親水性をもたせた綿糸」と「撥水加工を施した綿糸」を1本に撚り合わせる事で、綿100%でありながら優れた吸水速乾性能を持っています。
そして触っていただくとわかりますが、ドライな風合いでありつつも、非常にソフトで着心地が良い。
生地の厚みも含め、本当に完成度の高いTシャツだな、と。
結局のところ、Tシャツはデザインが好きかどうか、なわけですが、僕は割とそのデザインの理由であったり意味合いを気にするタイプ、そしてそれが購入のきっかけになるので、今回わかる範囲内、伝えられる範囲内で色々と書かせていただきました。
そして最後にお伝えしておきたいこと。
この二つのTシャツを横に並べると、「O -」と読めます。
この伏線回収感というか遊び心というか、やばくないですか?笑
( blankspace )店頭、オンラインストアでも販売開始しております。
是非。
鈴木
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