こんにちは。PLAYGROUND NAGOYAのnatsukiです。
今回はイベントのお知らせでもあるのでぜひ最後まで見ていただけると幸いです。
スニーカーにハマったことがある人はそれなりに何かしらの理由があると思います。
僕がスニーカーにハマったきっかけはPUMAでした。
藤枝にあるmagforliaというショップにあったPUMA BASKET 90681を見て格好良いなと思い、これが一歩目。
その後、PUMA BLUEBIRD ST.PETERSBURGというスニーカーの紹介インスタライブを見て、これで二歩目。どっぷりでした。
また、最近はファッションシーンでも耳にすることが多くなったと思います。
PUMA × BEAMS
PUMA × BEAMS × BARBER SAKOTA
PUMA × nanamica
PUMA × jjjjound
などなど。
一度、頭の中のスニーカーの概念をゼロにして見て欲しい。
僕はめちゃくちゃ格好良いと思います。
PUMAにハマったら間違いなく一度は足を通すであろうSUEDE。
今回はそんな歴史の深い定番のPUMA SUEDEを僕の持てる知識を使って軽めに紹介できたらなと。
(後から出てくるPUMA CRACKというモデルとPUMA CLYDEというモデルに関してはあまりに古すぎて持ち合わせていないので、写真を見たい方いましたらインスタグラムで @vintagepumaarchivesjapan と検索してみてください)
本当にオリジナルまで遡ると1968年のPUMA CRACKというモデル。
その年、トミー・スミスがオリンピックの表彰式で行った黒人差別に対する抗議行為、ブラックパワーサリュートは有名な話。
彼の足元を支えたのがPUMA CRACKでした。
その後、1973年にこのPUMA CRACKを元に作られたのがPUMA CLYDE。
より今のSUEDEらしい見た目になります。
PUMA CLYDEは元NBA選手の「ウォルト・フレイジャー」通称クライドという選手のシグネイチャーシューズです。
この、PUMA CLYDEは約六年間、作られます。
この六年間がめちゃくちゃ面白くて、シュータンの「キャット」(PUMAのロゴ)に目がついているか、口がついているか。ユーゴスラビア製なのか西ドイツ製なのか。ソールのヒール部にPUMAの文字が入るか。CLYDEの文字が筆記体なのか、ブロック体なのか。などなどで細分化できます。
本当にハンパないです。
そんでもって、クライドとの契約が切れたあと、1970年代後半から発売されたのがPUMAです。
全然ふざけているわけではなく、本当にPUMA。
これが後にPUMA SUEDEと呼ばれるのですが販売当初はPUMAのPUMAとして販売されました。
なので、この時期のPUMA SUEDEや、この時期のディテールを組み込んだ復刻版にはサイドのPUMAの文字の下にSUEDEの字が入りません。僕の持っている80sのPUMAもSUEDEの文字はありません。
ここがかなり面白いところだと思っていて、「PUMAのスウェードでできたスニーカーって格好良いよね」の声から『PUMA SUEDE』と呼ばれるようになりました。
ここではわかりにくいのでSUEDEで通します。
このSUEDEもやっぱり面白いんです。
80年代だとユーゴスラビア製か台湾製か。ソールとアッパーは縫われているのか。シュータンのロゴのRが入るのか。シュータンのタグが巻かれているかなどなど。
こちらも僕ではまだまだ勉強し切れていないほどのディテールや面白さが詰め込まれています。
僕の私物のおそらく一番古いPUMA。
ソールが縫われていない、ユーゴスラビア製、シュータンは目なしRマークあり、ヒールは目ありということでおそらく80年代中期だと思います。
その後も、Beastie Boysが着用したり、スケーターのScotto Bourenが着用したりとHIP HOPシーンやダンスシーン、スケートシーンを中心に広がり今に至るのがこのPUMA SUEDE。
なぜ、今PUMA SUEDEのブログを書いているのか。
今週末1/28(土)13:00から、PUMA SUEDEをそこそこな数、販売します。
そしてなぜ、PUMA SUEDEを打ち出すのか。
PUMA CRACKが1968年、PUMA CLYDEが1973年ということでちょっとアニバーサリーイヤーになっているわけです。
そして何よりも、今あえてPUMAを履いて欲しい。そんな想いだけでこのブログ、ひいてはイベントを企画しているわけです。
今回のイベントはPUMA SUEDEの販売がメイン。
ただ、それだけでは面白くないのでこのブログの一枚目の写真のセンターを飾る「Sneaker Tokyo vol.3 “PUMA SUEDE” あなたの知らないPUMA」と僕の私物を数足ですが展示しようかなと思います。
正直、今のスニーカーシーンにおいてトップをひた走る存在ではないかもしれない。
それでもこうして50年以上愛されている名作であることには理由がある。
僕はそう思います。
みなさま、1/28(土)からよろしくお願いします。
PLAYGROUND NAGOYA natsuki
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