こんにちは。PLAYGROUND NAGOYAのnatsukiです。
勝手に連載企画、Sneakers Background vol.2ということで今回はNIKEからROSHE DAYBREAKを紹介していこうかと。
NIKE ROSHE DAYBREAK
SIZE : US 9 (27cm)
PRICE : ¥13,200- (tax in)
この企画のコンセプトとしてはより詳しくスニーカーの持つ背景をお伝えしようというもの。詳細に関してはvol.1 をご覧ください。
PLAYGROUNDのONLINE STOREには「1970年代の代表的なランニングシューズの一つであるDAYBREAK。本作はNIKE ROSHE ONEというスニーカーのソールを装着した所謂ハイブリッド型の一足です。」と書かせていただきました。
言葉通り、二つのスニーカーのパーツを組み合わせて一足のスニーカーを作り出したというものです。
では、この二つスニーカー「ROSHE ONE」と「DAYBREAK」とはどんなスニーカーだったのか。今回はそこを深掘りしていこうかなと思います。
まずはROSHE ONEから。
デザイナーはNIKEのデザインディレクターであるディラン・ラーシュ。他にAIR MAX 270などもデザインしています。
そんな彼は学徳のある僧を敬って呼ぶ「老師」からインスピレーションを受け、ROSHE RUNというスニーカーを開発しました。
特徴的なのはそのソール。マンゴーのように格子状のブロックが連なるようなソールは足の曲がるところ(指の付け根)に連動し動くことでより快適に。さらにソーラーソフトライナーという低反発素材を用いているため歩きやすく、疲れにくいです。
その後「ROSHE ONE」というスニーカーが販売されます。ROSHE RUNと何が違うかというと何も違いません。名前だけです。というのもRUNと名前があるのにも関わらず、ランニングシューズではなかったことから名称変更になったそうです。お茶目ですね。
ただ、このROSHE ONEのソールが優秀なことには変わらず、通称ROSHE ソールとして足元に添えるNIKEスニーカーの足元を支えることになります。
お次はNIKE DAYBREAKについて
所謂レトロランニングスニーカーと称されるDAYBREAK。オリジナルは1979年に存在します。DAYBREAKはNIKEの歴史としても重要でNIKEで初めて着脱可能なカップインソールを用いたスニーカーです。その名の通り、NIKEスニーカーの次世代への夜明けとなった一足。
そのほかの特徴といえばNIKEのレトロランニングらしいワッフルソールとカラーリング。NIKE LDVやNIKE LD-1000Vでも使われているフィット性が高いVector Last(ヴェクター・ラスト)という木型で作られている点。などが挙げられます。
そんな二足がハイブリッド。ROSHE ONEのソールにDAYBREAKのアッパー。簡単に言ってしまえば履き心地の良いレトロランニングスニーカーです。
配色はオレンジに紫となかなか攻めたカラーリング。レトロらしいっちゃらしいです。
素材もナイロンメッシュにスウェード。スウェードが若干毛羽だっているのも個人的には好きです。
他にもインソールであったり、シュータンのロゴであったりと細部までこだわりを感じられる一足です。
背景はこんなもんにして、スタイリングを。今回は窪野さんにもお願いをしました。
ネイビーのフリースのパンツに黒のフリースを。ネイビーと紫は良く合う。スウェットパンツとかでも調子良さそうですね。
僭越ながら、僕も少しだけ。
古着の505ブラックデニムにROSHE DAYBREAKを。古き良きオールドスタイルのような感じですかね。
パンツは暗めのものと合わせておけば間違いないと感じました。スウェット、ナイロンパンツ、デニム、フリース。
スニーカー自体に歴史がある分、どの時代にも合わせられた。だから現代にも残っているのだと思います。
サイズ感は若干小さいかなと思う程度。普段26~27cmあたりでスニーカーを履く方には問題なく履いていただけると思います。
vol.2はこんな感じで終わろうと思います。PLAYGROUNDが大好きな「ハイブリッド型スニーカー」は他にもたくさんあります。
歴史と技術が入り混じるハイブリッド型スニーカー。皆様にも好きになっていただけると嬉しいです。
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