こんにちは。鈴木です。
ROTOLとの出会いは2015とか2016年くらいでしたでしょうか。かれこれ10年くらいのお付き合いというわけです。
1LDK annexの店長業務を退いてからは出張のタイミングが合えば展示会にお伺いする、みたいな感じになってしまい、毎シーズンの展示会にお邪魔するわけではなくなってしまいましたが、デザイナー大日野さんは自分と年齢が近かったり話やすかったり、遊び心のあるディテールやサイズバランスなど、作る物もハートにぶっ刺さる物が多かったりで、業務を離れてもどこか近い存在というか意識を向けているブランドではありました。
思えば別注の取り組みも、約10年の間に色々やってきたなーと。
1LDK annexとしてのROTOLの取り組み(別注)は、ベーシックシャツやベーシックカーディガンなど、悪く言ってしまえば「ROTOLらしさ」を強く感じない物が多かったです。
ただ大日野さんはすごく器用な方で、ブランドとしてのあり方(軸)と、1LDKだったらこうだよねをうまくバランスを取って考えたりご提案もしてくれる方です。
あとすごくお洒落で色んなファッションを楽しんできている方(現在進行形で)なので、ちょっとクセのあるものも好きだし逆にシンプルな物もそれはそれで好きなんだろうな、と。
なのでうちとの企画で生まれる削ぎ落としたプロダクトにもインライン同様に愛情を注いでくれているのは間違いないですし、実際に大日野さん自身がその別注アイテムを日常に取り入れてくれているのをインスタ等で拝見するとなんだか嬉しい気持ちになります。お互いに意味のある物を生み出せているんだということが実感できます。
そんなROTOLとの別注企画ですが、長らくやっていたベーシックシャツ別注は昨年で終止符を打ったということで、今年はデニムを別注いたしました。
シャツ同様に、いやそれ以上に我々のライフスタイルには欠かせないデニムというアイテム。
「デザインされすぎていない、日常のスタイルに寄り添えるようなデニム」が好きな我々と、
「今後インラインで作るかわからないベーシック寄りなデニム」も作って穿きたい願望のある大日野さん。
お互いの求めている物がどうやら一致したようで、展示会場で「こんな感じの物を作りたいですね」がスムーズに決まりました。
本来であればブランドのアイデンティティとも言える特徴的なディテールを単に削ぎ落とす行為は、そのブランド、作り手に対して失礼であるという風に認識しております。
だから付き合いが浅く、お互いを理解してなければこのような別注は生まれないと思っていますし、1LDKとしてのROTOLの立ち位置はそのような関係性で成り立っていると改めて感じます。
そんなROTOLと1LDK annexがタッグを組んだベーシックで特別なプロダクト、第何弾なのかはもはやわかりませんが、先程もお伝えした通り今回はデニムというアイテムです。

どうでしょう。畳んである状態で、既に素晴らしい面構えです。
ぱっと見はシンプルに見えて、ROTOLらしいディテールが散りばめられているのがこの画像だけでわかる人にはわかります。
さて具体的にどんな特別なデニムに仕上がったかというところで、続きは現店長の田代(1LDK annexブログ)にお任せをしようかと思います。
ただディテールを削ぎ落としただけではなく、インラインにはない色落ち加工や色味であったり、レングスなど我々の理想とするパターン修正までしていただいた完全別注品です。
足し算と引き算のこのバランス、非常に1LDKらしい別注かな、と。
我々や大日野さんにとって、そして皆さんにとっても日常に寄り添えるお気に入りの一本となってくれると嬉しいです。
鈴木