こんにちは。PLAYGROUND NAGOYAのnatsukiです。
遡ること、3年前。
ここ名古屋は久屋の地にPLAYGROUND NAGOYAは誕生しました。
オープン当初は、PLAYGROUNDを知ってくれていた方がたくさん来てくれたこともあり、お店も盛況。
ただ、いわゆるオープン景気というやつが去ってしまうと、なかなか苦戦したのも今となっては良い思い出です。
そんな中、力を入れ始めたのがインスタグラムと、こうして書いているブログ。
インスタの方は、PLAYGROUNDが従来やっていた物撮りだけのスタイルを撤廃し、街で撮った写真やスタイリングを投稿し始めました。
ブログの方は、まずはとにかく数をこなし、書き方を覚えてから今のこのスタイルに。
おかげさまで、インスタもブログも見てくれる方が増え、お店も以前とは比べ物にならないほど活気あふれるようになりました。
紆余曲折あり、オープンして3年が経った今日のPLAYGROUND NAGOYA。
周年記念のイベントを行う際には、せっかくなので、今まででお店に足を運んでくれた方と盛り上げないなとふと思ったわけです。
今回の周年イベントのいくつかあるアイテムのうち、2枠を僕の方でもらいました。
今週はそのうちの一つ、iceage gearさんと作ったバッグを発売します。

iceage gear “Sports Uniform Bag” for PLAYGROUND
PRICE : ¥8,800-(tax in)
SIZE : FREE (Height:20cm, Width:38cm, Span:180cm)
COLOR : YEL, RED
【2025年7月12日13:00~店頭販売開始/2025年7月13日21:00~オンライン販売開始】
まずはiceage gearについてお話しさせてください。
個人で活動しているバッグメーカーで、PLAYGROUND NAGOYAがオープンして間も無くと言った時にお店に来ていただいたS氏が手がけているブランドです。
全てハンドメイド。
インスタを見ていただくとわかるように、さまざまなバッグを見てきた経験がS氏にはあります。
さらに、S氏は前職でバッグに関わっていて、そこでバッグについてのノウハウを得た方なのです。
S氏は、バッグに関わってきて、確信に近いものを感じたそう。
それは「色味や雰囲気で選べる服とは異なり、機能性を第一に求められるのがバッグ」だということ。
言われてみればごもっとも。
何リットル入るだとか、ここに鍵つけられますだとか、サイドにペットボトル入りますだとか。
逆に、ファッションに全振りしたバッグパックはこの世にそこまで存在しないのでは。
ツールとしてのバッグではなく、ファッションアイテムとしてのバッグはどうなのか。
ギアとしての要素だけでなく、アクセント的に無駄を求めてほしいと。
そんなS氏の背景にはフットボールがあります。
実家から歩いて行ける距離にFC東京のホーム、味の素スタジアムがあり、幼い頃からそこに通っていたとのこと。
彼の生きてきた世界にはいつもフットボールと味の素スタジアムがありました。
話は少し変わり、僕は彼のバッグを愛用しています。
それがこのコンコースバッグ。

いわゆるバンダナでよく用いられる柄の布を、纏える形でバッグに昇華したアイテム。
シャツを肩がけで羽織るように、バッグを肩がけで羽織れるのです。
初め見た時はびっくりしました。
なんだこのアイデアは。なんだこの格好良さはと。
こちらも絶賛愛用中。
コンコースとは、直訳すると広場みたいな意味になります。
ただ、このバッグにおいてのコンコースはスタジアムの下記添付写真の赤で囲った箇所。 
彼は幼い頃からここで試合を見てきたそう。
そこで知り合った友人もいれば、そこからさまざまなサポーターや選手の姿を目にしてきた。
そこから生まれたからコンコースバッグというわけです。
どういうことか。
サポーターの中には、長袖のユニフォームを肩がけのように羽織って応援する方がいます。
このスタイルに惚れ、実際に幼い頃から長袖ユニを買ってもらい、纏ってきた。
このスタイルが彼とこのバッグのオリジンなのです。
そんな憧れとスタイル、そしてバッグ作りにおける彼の想いから生まれたのがこのコンコースバッグです。
そして、今回の別注をお願いするにあたり、実際に再会して、お話しさせていただきました。
まずはどんな形で作っていくかの話し合い。
ベースは僕もS氏もコンコースバッグで考えていました。
iceage gearといえば「これ」と僕の中でありましたし、よくお店に来てくれる方や、うちのことを知ってくれて、好きでいてくれている方にも愛してもらえると思ったからです。
そこにどうPLAYGROUNDらしさを加えていくか。
S氏は、PLAYGROUNDには「動きがある」と「スポーティーさがある」イメージがあると言ってくれました。
その言葉を元に、今回はランニングをモチーフに。
そもそも、肩がけは「襷」でもある上、うちのディレクターは月に100km走るとんでもない一般ランナーです。
さらに言えば、僕自身もランニングスタイルは提案していきたいとちょうど思っていたところ。

ランニングシューズを履いてみたり、ランニングショーツを履いてみたり。
初回のミーティングから、各々の考えがハマった感覚がありました。
そこから先はスムースに。
彼のセンスと彼の作るバッグには信頼がありましたし、彼の作るものが好きだった僕はそのままサンプル制作を依頼。
一回目のサンプル時でもうすでに良いものが上がってきましたが、そこから小さいところを手直しいただき、完成したのがこのバッグ。

今まででiceage gearでリリースしていたものに比べると一回り小さく、小回りの効くものになりました。
仮に、実際に走ったとしても邪魔にならないサイズ感。

ランナーとしてのディレクターの意見を反映しつつ、最低限の荷物を持ち運べるサイズ感です。
さらに、このサイズになったことで、ベルトとしての使用方法が誕生しました。


ウエストポーチとして、使用しつつ、ベルト代わりにもなる。


いやあ、最高じゃないですか。
「ファッションアイテムとしてのバッグ」を体現したバッグだと思います。
pgもそうですが、良い違和感にめっぽう弱い僕ら。
ドンズバで欲しい物が出来上がったと自負しています。
そしてこのデザインのバッグが、ネル素材というのもポイント。

アイテム自体は、やはりスポーティー。
この手のバッグはナイロン等の合成繊維で作られていることが多いです。
それこそ無駄のない、合理的で機能的なランニングバッグがこの世には多く存在します。
それもそれで良い。ですが、僕らが目指したのはそうではない。
無駄がいらないランニングバッグに、無駄を求めた。
そんな想いで誕生しました。
だからこそのこのネル素材。
言ってしまえば、撥水もしないし、すぐ乾くわけではないし、ナイロンに比べると重みもある。
でも、ナイロンにはない暖かみがある。
このギャップ、よくないですか。
どのように合わせて欲しいか、S氏と話したときも両者一致。
シェルなどの高機能素材、アイテムに、アメカジ感のあるガシガシ使えるコットン製のこのバッグ。
最高の仕上がりです。
コンコースバッグの背景にあった肩がけのサポーターもそうですが、皆、背中で自分を表現しています。
好きな選手のユニを羽織って、応援する。
好きなバッグを羽織って、自分を表現する。
今回のバッグもそう。
このバッグを羽織って、このバッグを買ってくれた方が自分自身を表現してくれるのが、僕らの願いであり、求めたところなのです。
このバッグはSports Uniform Bagと名付けさせていただきました。
通称SUBです。
ユニフォームの肩がけから誕生したコンコースバッグをベースに添え、襷も言うなればランナーのユニフォームの一部。
また、SUBには「副次的」のような意味があります。
このバッグには「副次的」にベルトとしての使用方法が存在し、バッグとしての意味を「副次的」に捉えました。
また、マラソンにおいてのSUBは「〜未満」という意味に。
例を挙げると、SUB 3は、フルマラソンの完走タイム3時間未満を指します。
ランナーのサポートも実際に可能だからこそ、今までの記録を塗り替えて欲しいと、この名をつけました。


ランニングとして使用するのはもちろん、街着としてももちろん。





アイテム的なお話をすると、これからの時期にはかなり重宝すると思います。
いわゆるファッションアイテムとして、カラーリングとアクセントを与えてくれる。
使用方法も様々。
使用する人のスタイルや背景、求めるものによって、変化するのも面白いポイントかなと思います。
このSports Uniform Bagは皆さまの夏のユニフォームになることでしょう。
自分を表現できるのは自分しかいません。
本来はそうですが、情報が蔓延る今の時代、果たしてそれができているのでしょうか。
自分を表現できるのは自分しかいません。
そしてユニフォームは代表の証。
自分を代表して、自分を表現しましょう。
iceage gear “Sports Uniform Bag” for PLAYGROUND
PRICE : ¥8,800-(tax in)
SIZE : FREE (Height:20cm, Width:38cm, Span:180cm)
COLOR : YEL, RED
【2025年7月12日13:00~店頭販売開始/2025年7月13日21:00~オンライン販売開始】
※オンライン販売は東京店のオンラインショップで行います。
PLAYGROUND NAGOYA natsuki
PLAYGROUND NAGOYA
愛知県名古屋市東区泉1-12-33 1F
TEL:052-211-9547 (IZUMIYA総合案内)
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