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黒の種類

こんにちは。鈴木です。

 

今週末(5/24)、( blankspace )にてこんなTシャツを発売します。

 

 

r “hemp × cotton Tee” ¥13,000+tax 

col. faded black assort / size. onesize

 

rという名で活動している、匿名性の強いブランド?のTシャツです。

rのS氏は前職で海外バイヤーとして活動していた経歴があり、海外の方とのコミュニティやネットワーク、そして強いマインドや行動力など、あらゆる面において個人的にもリスペクトしている人の一人です。

離職され、海外で買い付けた古着をタイダイ染めして販売したのをきっかけに、あらゆる技法で製品を加工するノウハウをトライ&エラーを繰り返しながら独学で習得されたそうです。

海水に浸したり、土に埋めたり、思いつくことをまず実行し、データをとる、みたいなことをずっとされていたそうです。

そんなS氏が作るオリジナルブランクボディのTシャツには、ブランド名が入っているわけではなく、手縫いされた布タグがブランドのアイデンティティとなっています。

そのタグには裏側にポケットがあり、一枚の紙が入っているのですが、何が書かれているかは購入された方だけのお楽しみです。

 

そんなrのオリジナルTシャツ、ヘンプ×コットンで構成されており、非常に風合いがあり、古着のような雰囲気です。

タンブラー乾燥を施しているため、ヘンプ繊維が立って最初は若干チクチク感がありますが、お洗濯によって改善されますのでご安心ください。

S氏の理想とするヘンプ×コットンのオリジナルブランクボディは加工の自由度が高く、ショップリクエストによりS氏本人の手で加工を施すというパーソナルな試みやサービスが付加価値となり、他にはない唯一無二なTシャツが出来上がります。

 

当店では今回「黒」に限定してオーダーをさせていただきました。

ひょっとしたらS氏にとってはつまらないオーダーかもしれませんが、一言で黒といっても色んな黒がありますし、黒という限定された中での振り幅を持たせることで、お客様にも楽しんでいただけるイメージが湧いたのと、自分自身が提案するならやはり黒が説得力あるかなと思い、そのようにさせていただきました。

 

実物を見ていただくとわかりますが、同じ「黒T」でも一つ一つに個体差を感じていただけます。

その理由は明確で、固定染料でフェードの時間を変える、みたいな単純な作業で出来た物ではなく、例えば染料でも時間の経過と共に青が濃くなっていった黒、赤が濃くなっていった黒、またそれを混ぜ合わせたり、薄くグレーを重ねて黒に近づけたり、濃い黒を保つためにモロッコの顔料を使用したり、それだけではなく、昨年からの長期にわたって日焼けさせたり、数ヶ月前からじわっと焼いたり、など様々な変化、様々な技法で全てを手作業で仕上げております。

時間と手間をかけて、言うて我が子のような存在のTシャツたちの販売を私どもにさせていただき、感謝と同時になんだか申し訳ない気持ちにすらなりました。

 

大量生産されたTシャツもほとんどが工場の職人さんの手によって生まれた物ではありますが、それとはまた次元の違う、一点物のアートのようなTシャツだと思っております。

今週土曜から販売を開始いたしますので、Tシャツから表現される様々な「黒」を是非体感しにいらしてください。

 

 

鈴木

 

●お問い合わせ先

( blankspace )

TEL: 052-211-9547

MAIL: izumiya@unlimited-web.jp

 

 

 

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