こんにちは。窪野です。
表には出ない縁の下の力持ち的なポジションの人が、ある時表に出てきた際の興奮高鳴りワクワクを感じたことは皆さん一度はないでしょうか。
スポーツだとしたら、アシストやゴールなどの目立つ事はしないが、ポジショニングやランニングでチームの形を壊さない選手が、いる訳がないと思ったゴール前にいてゴールを決めてしまう。アシストをしてしまう。
そんな会社や映画、チームで馴染んでいながらも実は欠かせない人物がいざ表に立ったときに魅力を感じてしまう。
本日ご紹介させていただくアイテムは、皆さんの肌に触れたことがあるが、あまり気にしたことがなかったある素材を使用したアイテムです。
いざ表に出ると格好がいい。
price: ¥69,300 -tax in
コートやスーツ、ジャケットの裏地として使用される事が多いキュプラ素材を表地として使用したブルゾン。
キュプラには吸湿性・放湿性、静電気の発生しにくさ、肌への刺激が少ない素材で肌あたりがよいなどの特徴があります。それらの特徴から裏地で使われることが理解できますが、キュプラは肌触りがなめらかでシルクのような光沢感の品のある表情と今までは見えず分からなかった美しいドレープがあります。
まさかキュプラを使ってるとは思っていなく、初見ではシルクだと思ったくらいシルクです笑
裏地は地味な存在に見え、当たり前と思われてしまうことが多いですが、そこに目をつけ表の舞台に立たせたO.E.M.は面白い発想だと思いましたし、僕はなんだか少し嬉しい気持ちにもなりました笑
見ない。見ようとしない。目がいかない。気にしない。でも恐らく肌に触れた事がある。だから面白い。
馴染んでいて目立たない存在が表に出た時のインパクトが一番。
それらの発想、視点が僕はこのアイテム然りブランドの魅力だと思います。
ここまでは “PERRY BLOUSON”(アイテム、作品)そのものの魅力でしたが、ここからはスタイリング(ファッション)としての魅力を僕なりにお伝えできたらなと思います。
先ずこのアイテムはA2ジャケットの形のブルゾンです。
A2ジャケットとは、アメリカ陸軍航空隊が1931年に開発したフライトジャケットで、革ジャンの一種です。
僕の中では、渋いイケてるおじさんが着ているイメージ。今では様々なブランドさんがベースにしている形だと思いますが、キュプラを使ってるのは初めて見ました。
A2ジャケット=渋い
キュプラ=上品
この2点を混ぜることで、スタイリングとしての幅が広くなると思います。
アメリカで誕生したペインターパンツをO-の世界観で作り上げた現代のペインターパンツ。相性は間違いありません。
O-とO.E.M.はどことなく似ているような、近しい雰囲気を感じます。分かる人だけ分かって欲しい。普遍的なのに分かりにくい。そんなブランド同士だからこそスタイリングで組むと自然と合うのだと思います。
キュプラの原料はコットンということもあるので、コットンのパンツ合わせが馴染みやすいと思います。
このパンツはスラックスとスウェットパンツの中間のようなアイテムですので、“PERRY BLOUSON”の形の渋さと見え感の上品さと綺麗にマッチすると思います。
同色ステッチの落ち着いたデニムと綺麗なシルエットのスウェットを僕はセレクトしましたが、基本なんでも合うと思います。今時期だとこれらがズバッと合うと思いましたのでセレクトしました。オンラインページには様々のパンツ、靴、人の着用写真が載っていますので、良かったら参考にしてください。
O.E.M.というブランドはリアルクロージングを大切にしていて、そこに意外と無い。ちょっとした変化。をプラスしたブランドだと思います。こうして文字に起こして説明すると改めて面白いブランドだと思いました。
他のアイテムもシンプルながらも、そのちょっとした違和感がありつつ、でもすんなりと皆さんのスタイリングに入ってこれるそんなアイテムを展開していますので、良かったらコチラからチェックして見てください。
良い意味でも悪い意味でも馴染みすぎてる。違和感がない。当たり前。
この点に目を付けた捻くれた視点とブランドの空気を壊さず纏め上げたことの素晴らしさと一つの服としての面白さが皆さんに少しでも伝わってくれたら嬉しいです。
名古屋は数週間前に比べてやや暖かくなったものの、風が強くまだ朝晩は少し冷え込んでます。
皆さんの住んでる場所はどうでしょうか。
ライトアウターをお探しの方は是非ご検討宜しくお願いいたします。