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Sneakers Background vol.15 “NIKE FREE”

こんにちは。PLAYGROUND NAGOYAのnatsukiです。

 

久しぶりに時間が作れたので勝手に連載企画やっていきます。

もはや連載とはいえないですね。まあご愛嬌ということでお願いしゃす。

 

簡単にいうとスニーカーの背景をインスタだけでは書ききれないところまで書くのがこのブログの趣旨。

背景を知ることでよりそのスニーカーが好きになるかもしれないし、僕は背景が決め手でスニーカーを買うこともあります。

ので、そんな面白さを少しでも知ってもらえたらなとやっているわけです。

 

今回はNIKE FREEひいてはNIKE FREE TRAILについて。

久しぶりなのでどうやって書いていたか忘れてしまいましたがまあゆるくやるのでゆるく見てってください。

 

NIKE FREE。これは2004年にNIKEが登場させたスニーカー、ないしはそのシステムのことを指します。

最初に登場したのがNIKE FREE 5.0。ここからFREEの歴史が始まります。

まず、このFREE 5.0がどのように登場したかというと、

2001年にNIKEチームが視察に訪れた大学のランナーたちが裸足でクールダウンをしていた際に興味を持ち、それについて研究を始めたというのが最初。

 

調べるうちにその裸足での運動が非常に効果的ということがわかったそう。これがこの連載ブログでもちょこちょこ出ている「ベアフット(裸足)思想」というわけです。

 

んで、この裸足の動きをスニーカーを履いた上でも再現できるように作られたのがこのNIKE FREE システムです。

 

このFREEソールの何が凄かったかというと、スニーカーの作る工程を

「靴型から作る」

「足型から作る」

発想に変えたことでした。

 

なので実際に履いて走ってみると、従来のものより疲れる。

というのも、今まで(FREE登場以前)のモデルだと無駄に守られていたのです。

 

これがFREEの登場により明らかにされ、ランナーたちは一度トレーニングの仕方や自分の足を見直す機会を得、ランナーをシューズの一体化が求められていったのです。

 

こういうランナーのことを考えてスニーカーを作っていた背景を知ると「スポーツブランドってすごいな」と思うのは僕だけでしょうか。

 

さらにいえば、このNIKE FREEにはどのように履くか。どのようにトレーニングに使うか。どのようなトレーニングをすれば良いかもしっかり記載されていた。

ほんっっっっっっとうにこういうところがたまらない。

 

 

そんなFREEソールはどんなものか。

実際にソールを見ればなんとなくわかると思います。

はい。足の曲がるところとスニーカーの曲がるところが同じ場所に来るように作られています。

 

実はスニーカーって基本はこの部分だけ曲がりやすいように作られています。

フレックスラインとも呼ばれていますね。

 

が、ここまでこのフレックスラインを視覚的にも訴えたのはおそらくFREEソールが初めてだと思います。

 

これが革命的。なのでスニーカーを選ぶ際はこのラインと自身の足の曲がるラインを合わせて履いてもらうことで最大限の履き心地を得られます。

 

なので、実は「つま先1cm開けて履く」みたいなフィッティングは間違えていることもあります。

スニーカーを履く上で重要なのは「フレックスラインを自分の足の曲がるところを合わせて履く」ことです。

 

んで、気になられている方もいるであろう5.0という数字の意味。

見えにくいですが、インソールにも記されています。

 

これはいかに素足に近いかを表している数字で

0(裸足)から10(標準的なランニングシューズ)という基準でどのレベルのクッション成果を表したもの。

なので5.0の他にもいくつか数字のつくスニーカーが存在します。

 

最高に面白いでしょ。

 

僕がここまでスニーカーの背景を知ってもらいたいのには訳があって、

スニーカーを選ぶ際、どのような基準で買うかは人それぞれだと思います。

デザインが良いから。履き心地が良いから。安いから。有名人が履いていたから。流行っているから。価値があるから。

 

あげればキリがないと思います。もちろん、人それぞれ。

 

ただその中で、ルーツであったり背景であったりを知っているとより自信を持って履くことができる。

 

例えば、今、流行りのスニーカーを買ったとしましょう。

んで、人ってどうしても飽きてくるじゃないですか。

 

んでんで、流行がさった後、必ずと言っていいほど湧くのがアンチ。

「まだそんな流行遅れのスニーカー履いてるの?」

って人たちです。

 

そうなった時に、背景やルーツを知っているとそれが「履く理由」になることもあるんです。

「これはこういう靴で、こういう時に作られてこういうコンセプトを持っていてそれが面白いし、格好良いから履いている。」

もちろん、ただ格好良いから履き続けるっていうのももうすでに十分に格好良い。

ただその中で、もう一歩スニーカーにハマりませんか。

 

そんな理由になってもらえたらなと。そんな理由を知るきっかけになれば良いなと。

 

 

ここまでがFREEソールについて。

ここからは取り扱っているNIKE FREE TRAIL 5.0とNIKE FREE RUN TRAILについて話していこうかなと。

後半はすごいサラッと流しますね。

 

 

一旦小休止ということで少し先のお話を。

8月の後半予定で少し遅れましたが周年記念のイベントやろうかなと。

なんかまあ、色々出ます。ショーツとかTシャツとか。

乞うご期待。

 

 

さあ、第二部です。

FREE TRAIL 5.0(上と中央)とFREE RUN TRAIL(下)。

FREE RUN TRAILはFREE TRAIL 5.0の復刻版だと思ってください。

 

その名の通り、若干TRAIL仕様に変更されたスニーカーたちです。

 

今回、FREE TRAIL 5.0は2足入荷していて、インラインのものとSTUSSYのワールドツアー時のコラボモデルのもの。

 

NIKE FREE TRAIL 5.0
PRICE : ¥12,100-(tax in)
SIZE : US 9.5 (27.5cm)
2006年製 ソールリペア済み

 

NIKE FREE TRAIL 5.0 × STUSSY WORLD TOUR “LONDON”
PRICE : ¥19,800-(tax in)
SIZE : US 10.5 (28.5cm)
2006年製 ソールリペア済み デッドストック

 

特徴的なのはアッパーのレザーのカッティングでしょうか。

いつも話してますがパンチングとステッチの色変えは大の好み。

これがあるだけでスニーカーがのっぺりとしない。これが良い。

 

どちらも状態、非常に良いです。

 

STUSSYの方は個人的にはもうゴリゴリにストリートで履いて欲しい。当時、裏原の流れもあったのでリバイバルされている今がちょうど良いのではないでしょうか。

インラインの方は個人的にはデニム一択。白スニーカーが苦手な方も多いと思いますがデニム合わせは極上だと思います。

 

そして、このインラインの方はもう一つ面白い点がありまして。

今同時に店頭で販売しているNIKE CONSIDERED HUMARA。これと製造年月日がドンピシャで同じ。デザインも非常に似ており、もしかしたら同じ工場で作られていたかも。みたいな想像ができます。

 

んで、NIKE FREE RUN TRAIL。

NIKE FREE RUN TRAIL
PRICE : ¥11,000-(tax in)
SIZE : US 8.5 (26.5cm)
2020年製

名前こそ変わったものの、復刻と思っていただいて良いと思います。

実は日本での発売はなく、海外限定。

ところどころオリジナルとの違いはあるものの、ほぼ同じです。

こいつの良いところはまだまだ履ける点。

 

先の二足はそれなりに古いので正直壊れる可能性はあります。(リペアはしているものの)

に比べこちらは2020年製なのでまだまだ履いていただけます。

こいつに関してはFREEソールの素晴らしさを知ってもらうために履いて走って欲しいレベルです。

 

やっぱりデザインめちゃめちゃ凝っているなと思います。

 

 

ちょっと長くなってしまいましたが今回はこんな感じ。

 

とりあえず

「ベアフット思想」

「フレックスライン」

あたりは今後も出てくると思うので抑えてもらえると。

 

今後ともよろです。

 

 

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